仕事

これは24歳銀行員が、地方銀行を辞めるまでの物語【part8:退職前の約1ヶ月】

前回は僕が退職を上長に告げたときの話を書きました。

今回は辞めるという話をして、そこからの辞めるまでの約1~2ヶ月間の話をしようと思います。

前回記事

これは24歳銀行員が、地方銀行を辞めるまでの物語【part7:退職報告】前回は僕が退職を決意を固め始めるまでの話を書きました。 今回は実際に辞める決意をして、辞めると上長に言い出すまでの話をしようと思い...

ちなみに:辞める際に話した辞める理由

そういえば語ってなかったのですが、辞める時になんて話をしたかについて語っていきます。

転職先が決まった、と嘘をついた

転職先が決まったので辞めます!

と、堂々と嘘をつきました。

当然転職先なんて欠片も決まっていなかったですし、宛すらありませんでした。

ですが、僕は決めていたのです、仕事を辞めようと。

なのでもう全力で嘘をつきました。

嘘の内容は作り上げてもっともらしくした

嘘の内容に関しても、結構絶妙に作り上げました。

友人に日本人ならほぼ100%知っている有名なベンチャーで働いている奴がいたので、そいつの設定を使いまくりました。

「友人に〇〇で働いている人がいて、その子会社に紹介してもらって、そこで働くことにしました。額面で30万円提示してもらっているので、今より水準としては高いです」

みたいにもう嘘八百です。ホラと空気しかあの時の僕の口からは出ていませんでした。

ですが、結構設定は作りこんでいたので、説得力はあったと思いますし、「まぁそんな有名な企業の子会社に行くならありだよね……」みたいな雰囲気に持っていくことに成功してました。

ちなみに

全方面に今までずっとこの嘘をつきまくっていたので、

「転職先が決まってないのに辞めた」

という話はこの記事で初だしの情報になります。

新しい職場で成功するまではこの情報は絶対に出さないと決めていたので、両親はおろか友達、そしてこのブログですら公開してませんでした。

なのでもしかすると過去記事では矛盾したこと書いてるかもしれません。

その場合、この記事が正しいです。この記事を信じてください。

一応東京に戻ってから転職活動を再開して、内定を1月ぐらいには貰っていたので何とかなりましたが、それが無かったらと考えると恐ろしいですね……。

辞めるという話はあっさり通った

話も作りこんでいたからか、カフェで退職の話を上長に報告した所、上長は意外にもあっさり認めてくれました。

先に書いた通り、多分この人は何となく受け入れるだろうと思っていました。

僕に特段期待はしていなかっただろうし、この人が僕を引き止める理由が特段ないからです。

嫌味も一切言われなかった

そして、普段はクッソ嫌味でマジ嫌いな人でしたが、辞めることに関して特段嫌味も恨み言も小言も一切言われませんでした。

ここまで呼んでくださった読者の方々であれば、この人の嫌さは十分に伝わっているかもなので、嫌味の100も200も言われたのではないか?

そう考えられたかもしれませんが、そんなことはありませんでした。

影では死ぬほど誰かに愚痴ってたでしょうけど、辞めることに関して面と向かって言われたのは記憶にある限りないですね。

多分彼の中では僕がもう「他人」に属する人間になったからなんでしょう。

好きの反対は無関心だとか、一番怖いのは無関心だとか言いますが、あれは明確に僕嘘だと思ってます。

そいつが僕に無関心になって、何も言わなくなってきた。

これ以上に楽なことはありません。辞めるまでの一ヶ月の仕事は結構楽でした。

そのまま支店のTOP2に報告。これもすんなり通る

上長に連絡した後、次は支店のTOP2に連絡します。

嫌味な上長の仕事力にべた惚れな、個人的にあんまり好きじゃなかった男です。

その人にも辞める話はあっさり通りました。

結構やる気のなさで怒られまくっていたので、多分予想はしてなかったけど、それを言われても驚きではなかったのでしょう。

支店長が当日休みだったので、次の日に報告

そしてその日は支店長がお休みでした。

皆様支店長と聞くとどのような印象をお持ちになるかわかりませんが、Part1~3のどこかで述べたように、銀行の支店において支店長は絶対です。

なので、支店の全員が辞めることを認めていても、支店長一人がNOと言えば退職を許して貰えない可能性すらあります。

法律的にはそんな権力が許されるハズないですが、銀行の支店という世界ではそのぐらいの権力を持っています。

No2は許してくれましたが、残念ながらNo1がその決定を覆したら、No2は僕を辞めさせない方向で奔走していたはずです。

ですが、僕には確信がありました。多分あの新しい支店長は僕が辞めるという決定をしても引き留めはしないだろうという確信です。

何故なら、あの支店長は僕のことを多分嫌っていたからです。

案の定、あっさり受諾

そして案の定、辞めるという話はあっさり受諾されました。

ただ、その辞めるという話があっさり受諾された経緯、それに関する記憶が僕の中でかなりぼんやりしているんですよね。

確か応接室でやめる理由と、その辞めるということを親御さんは知っているのか、という話をされたぐらいだったような気がします。

後は退職の日付を決めるから、という話をサクッとして、11月の末だか10月末だかで退職という運びになった、という感じだった気がします。

そして始まる、そこそこ楽しい1~2か月

銀行に居て初めての無敵期間

9月に退職を申し出て、確か辞めたのが11月の中旬(有休9日を使ったので、籍は末まではあった)だったかと思います。

つまりは退職を認めて貰った後、約1~2か月ほど退職までの期間があって働かなければならなかった訳ですが、個人的にはそこそこ楽しい期間でした。

以下この期間のことを退職期間と言いますが、結構面白かったんですよねこの期間。

だって成果成果言われても

「まぁ僕辞めるんで」

って感じの態度取れるわけじゃないですか?

流石にそこまで露骨な態度はとりませんでしたが、失敗しようが目的達成できなかろうが、僕には関係ないわけです。

つまり無敵です。銀行のノルマだの縛りだの、知ったこっちゃないわけですよ。

当然居づらさはあったが、皆優しかった

辞めたと言った手前、さっさとこの場所から居なくなりたいという気持ちはありました。

辞める人間が職場に居るのかよ……みたいな雰囲気ってあるじゃないですか?

ただ、意外に僕は皆様と険悪ではなくやれていたようで(上長などの例外は居ましたが)、辞める旨を一人一人にしっかり伝えたら、

「お疲れ様」

って感じで温かく迎えてくれました。これは結構ありがたかったです。

部署別に送別会みたいなのも開いてくれましたし、ちょいちょい名前が挙がっていたHさんなんかは滅茶苦茶頻繁に飲みに誘ってくれました。

Hさんは銀行を辞めても話したいなと思っている人だったので、普通に嬉しかったです。

なので当然居づらさはありましたが、退職期間は比較的過ごしやすかったです。

一応、跡を濁さないよう立ち振る舞った

大人として、そこらは配慮しました。

しなー
しなー
もう辞めるんだから仕事しませーんwww

とか

しなー
しなー
残業とかしないっすwwwあとよろしくwww

みたいな感じのことはやらず、粛々と仕事をしてました。

 ただ、辞めるはずなのに仕事量は減らなかった

窓口とかに異動になるかと思いきや、そんなことはなかった

個人的な見解ではあるんですが、辞めるって言ったやつに仕事を回すのって非常にリスキーだと思ってるんですよ。

だってその仕事を失敗しようが成功しようが、辞める奴からしたらそんなのどうでもいいことじゃないですか?

だから適当な仕事をされる恐れがあるから、簡単にできる部署に飛ばされる……そう予測してたんですが、

んなこたぁ無かったでござる。

流石ブラック銀行。

普通に融資、融資、融資

バリバリに21時とかまで残って残業して融資してました。

え、辞めるって言った奴に残業とかあんの???

って感じでしたが、バリバリにありました。退職期間だというのに、もうそれはバリバリに。

なんなら新規で融資の案件2件やりましたし、最終日にその融資の実行(融資を実際にすること)してましたからね。

あれはマジでわけわかりませんでした。

全体の飲み会にも普通に呼ばれた

そして全体の飲み会にも普通に呼ばれました。

いや、普通呼ばないでしょ僕のことw

あれは退職期間で結構トップクラスに気まずい時間だったかもしれないです。

しかも目の前にいるのが嫌いなTOP2で、その隣が融資の上長でしたからね。

なんで目の前に敵二人を配置された状態で飲まなきゃいけないんだという(笑)

しかもTOP2の奴にはその場で説教されますし、あの空間はわけわかんなかったですね。

まぁでも、そいつに対して

しなー
しなー
上長は銀行員として立派でその仕事ぶりには憧れるところも多々ありますが、僕はそうなりたいとは思わない

とはっきり告げたのは非常に気持ちよかったです。

ただ、退職期間にもえげつないミスしてヤバかった

普通に一回寝坊した

ただですね、僕退職期間に結構やらかして、心臓破裂するかと思った出来事が何個かあったんですよね。

その一個が、普通に寝坊したというものです。

Hさんに飲み会に連れて行ってもらって、滅茶苦茶飲まされた後、ふと気が付いたら電話なってるんですよ。

それは支店の同期からで、

しなー
しなー
はぁ?なんでこいつから?

と思って電話に出た瞬間、気が付きまして。

あ、僕はいつの間にか家に帰って寝ていて、今もう出勤の時間なんだ、と。

速攻でTOP2の人に電話して、電話口で怒鳴られ、そのまま出勤したという、死ぬほど公開したエピソードがありました。

営業車を溝に落とした

これはマジで支店の人だれにも話してない話ではあるんですが、一回車を溝に落としてJAFを呼んだことがあります。

めんどくさいお客様のところに行かなきゃだったので、車で走ってました。

そうしたらハンドル切るのを間違って車のタイヤを溝に落としてしまったんですよね。

あの時の絶望たるや。

車に乗ってて体験したことないような衝撃と、ガイガリなりながら意味の分からない道を進んでいく営業車……。

目の前が真っ白になるとはこのことかと冷や汗が止まりませんでした。

あの時は雨だったんですが、思わず雨の中点を仰いで立ち尽くしましたね僕は。

面倒な客だったので相手はブチ切れるし、その話が支店に行ってめっちゃ怒られるしで大変でした。

ちなみに多分これはまだばれてない

車を溝に落としたという話は、支店関連の人には一切話してないです。

辞めるって言った後に車落とすとかもうギャグじゃないですか?

なので車に大きな傷はついていなかったことをこれ幸いとし、JAFを呼んでこっそり車を引き揚げて何とかごまかしました。

屈んで下をのぞき込めば、わかる人はわかるらしいですが、そんなことする銀行員はまずいないので、ばれやしないだろうとの目算です。

多分未だにばれてないと思います。

まとめ

という訳でやべーこともありつつ、退職期間を楽しく過ごした僕。

次回は、ついにラスト。辞める時のお話をしていこうと思います。

前回

これは24歳銀行員が、地方銀行を辞めるまでの物語【part7:退職報告】前回は僕が退職を決意を固め始めるまでの話を書きました。 今回は実際に辞める決意をして、辞めると上長に言い出すまでの話をしようと思い...

次回

まだ

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