これは24歳銀行員が、地方銀行を辞めるまでの物語【part2:入行と窓口業務】

 

就活に失敗して入行することになった地方銀行。

この記事ではまず入行した時と、入行してすぐの僕が窓口相談という業務を担当した時の話をしようと思います。

入行まで

大体の大企業には

高給取りな代わりに転勤も激務も何でもござれな”総合職”

そこそこ高給だけど異動無しな代わりに一定以上は昇格しにくい”一般職”

昇給も異動も殆ど無く特定の業務を経験する”特定職”

の三つの職種が存在しており、

男子は”総合”、女性陣が”一般、特定”を目指すのがもっぱらの流れです。

ですが僕が勤めていた地方銀行には、このような括りは存在しません。

ほぼ全員が総合職。転勤を希望しない人だけ一般職になれるという仕組みになっていました。

最初の配属

最初の配属は、入行式で読み上げられました。

僕は事前に市内にある寮に移るようにとの指示があって、そこに既に住んでいたので市内であることはほぼ確定。

後は市内のどの支店になるか。それだけが問題でした。

よく聞く話ではありますが、銀行の支店には”格”があります。

簡単に言えば「支店の規模が大きい方が、小さい支店よりも偉い」という力関係があるのです。

初期の配属は出世に影響しないのですが、なんだかんだやっぱ最初の配属って結構気になります。

果たしてそんな中僕が配属されたのは、駅近くのそこそこ大きめの店舗でした。

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支店への挨拶と、波乱の幕開け

僕が配属されたのは駅近くの比較的大きめの店舗。

うちの銀行でも最も業績争いの激しいと言われるグループに属している支店でした。

同期が二人居たので、その二人と一緒に支店へ挨拶に行ったのですが、まずここで問題が一つ起こります。

支店長がマジで怖い人だったのです。

応接室で支店の二番目の人から説明を受けている時に支店長と初めて会ったんですが、

「え……?裏社会の方……?」

ってガチで思いましたからね。

後々で知ったんですが、その人、

「当銀行の三大ヤバい支店長」

と呼ばれ、うちの銀行内でも恐れられている人物だったという。そりゃ怖いですわ。

僕は何故かその人に気に入って貰えましたし、僕のその人のことを尊敬していて非常に好きだったのですが、結構その人に耐え兼ねて辞めた人も多かったとか。

話がずれました。

ともかく、僕の銀行員人生は、超絶怖い支店長の元で始まるという波乱の幕開けを迎えたのです。

最悪な雰囲気の支店

職場の雰囲気って、働くうえで超大事ですよね?

やっぱり明るければモチベ上がりますし、暗ければ下がります。

そしてうちの支店、雰囲気はマジで最悪でした。

支店長がやばいぐらい怖い人だったというのもあるんですが、元凶は融資グループ

そこに居た奴が何よりもヤバく、雰囲気を最悪にしていました。

「あ、この支店ヤバい」って気が付くまで一週間かからなかったと言えば伝わるでしょうか。

目で見えるぐらい空気は張りつめてて、楽しい雑談みたいなものは業務中一切ありませんでした。

僕がいい成績を出した時も、

「今成績が良いからって調子に乗るな」

「その成績を自慢するのは良いが、その自慢が何になるんだ?」

「まだ目標は足りてないのに、その程度の獲得で喜ぶのか?」

みたいなことを言われて、

「マジでなんだこいつ」

って驚愕したのを覚えてます。ちなみに自慢何ぞ一回もしてません。

この詳しい話に関してはまた次回以降でやっていきます。

※ちなみに支店長はその獲得について、自分のことかのように喜んでくれました。

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始めて配属されたのは窓口

最初に

先程から支店と一言で言っていますが、支店の中にも様々な仕事が存在しています。

支店の中の仕事は大きく分けて

  • 業務(窓口や後方事務)
  • 営業
  • 融資

の3つがあり、新人は2、3年かけて大体この三つを順繰りと経験させられます。

メガバンク(UFJとかみずほ)だと

法人を担当するのは支社(法人融資・社債・M&A等々)

個人を担当するのは支店(住宅ローン、窓口対応等)

などと分かれているそうですが、地銀は分かれておりません。

法人も個人も支店が全て担当します。

僕はまず窓口相談という仕事をやらさせてもらった

僕は最初に窓口相談という業務を担当しました。

ぶっちゃけ窓口相談時代はそんなに語ることが無いのでここはサラッと行きましょう。

窓口相談と聞くとピンとこないかもしれませんが、通帳を作りに来る場所だと認識してくれれば充分です。

入出金とか振込を扱う所とは別になります。

銀行によっては窓口相談を「ロー(Low)」「スロー(Slow)」などと言うことがあるみたいです。

僕はそこで約半年ほどその仕事を学びました。

初めての窓口。その事務の細かさに驚愕

まず僕が驚いたのが、銀行の事務の細かさです。

銀行の事務ってとんでもなく細かいんですよ、ホントに。

お客が一文字間違えて記入してしまい、後でそれに気が付いた!なんてことがあったらもう大変。

お客の家まで押しかけて訂正の依頼を貰わねばなりません。

ちなみにその細かさについてはこの記事が詳しいので、是非参照ください。

うちの銀行のクソさを語るので、地銀に就職しようとしている人は参考にしてくれ

2018年2月24日

正直事務は厳しかったけど、窓口は比較的面白かった

僕は結構ケアレスミスを良くする人間なので、銀行の事務は厳しいものがありました。

ぶっちゃけミスは数え切れないぐらいにしました。

書類にチェックをし忘れることは日常茶飯事だし、お客の書き間違いを見落としたり、別人の通帳を作ったりなんかもしたことがあります。

もしかするとADHDかもしれない僕に緻密さを要求される銀行の事務は合わなかった訳です。

ですが、それでも窓口はお客さんとよくしゃべれるし、楽しかったんですよね。

なので学生に戻りたいと毎日思いながらも、粛々と銀行業務に取り組んでいました。

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ノルマの無い中でのクレカ獲得

窓口相談業務を粛々とやっている中、僕の周囲への評価を一変させる出来事が起こります。

新入行員(銀行版の新入社員の言い方)である僕が、お客様からクレジットカードの申し込みを頂いたのです。

入行してから1か月経ってないぐらいで、しかもゴールドカードの獲得だったので、支店は騒然。

クレジットカードの獲得件数って支店の実績になります。

しかもうちの支店はカードの獲得実績がそんなに多くなかったので、超怖い支店長からも滅茶苦茶褒めていただけました。

あの恐怖の支店長が、満面の笑みで僕を褒めてくれたのは、今でも非常に嬉しかったのを覚えています。

着々と積み重ねていく実績

そのカードの獲得を皮切りに、僕は獲得をどんどん伸ばしていきました。

定期預金も結構作ってもらえましたし、2か月くらいでカードも10枚以上獲得して、専務に支店長から紹介してもらったりもしました。

多分この辺りから支店長に気に入られたのでしょう。飲みに連れて行ってもらえることが多くなりました。

段々と獲得を伸ばし、事務面でのミスが少なくなってきたな……と自分でも成長を実感。

常に学生時代に戻りたいと思いながらも、

”窓口での業務を少し深くやってみたい”

という意欲が湧いてくる状態にありました。

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窓口を担当している先輩の妊娠と、融資の先輩の退職

先輩の妊娠

まず、窓口を一緒にやっているベテランの先輩が妊娠しました。

つまり近いうちに産休に入るということなので、その先輩が窓口から居なくなります。

窓口相談が出来る人間は少ないので、一人いなくなった上に僕を窓口から動かすという選択は中々有り得ません。

なので僕はしばらく窓口だな―なんて思っていたのですが……。

融資を担当している先輩の退職

窓口の人員をどうしようか……と考えていると

融資を担当している先輩が、上司のパワハラに耐え兼ねて銀行を辞めるというハプニングが発生します。

後々語りますが、融資の職位者(上司)が正直異常な男だったんですよね。

最年少で職位者になった31ぐらいの男で、相当に優秀なんですが、性格が悪すぎて悪すぎてどうしようもありません。

その先輩もそいつのパワハラに耐え兼ね仕事を辞めていきました。

その穴を埋めるため、僕は営業に

その穴を埋めるために営業から一人、融資係に移動しました。

そして何故か僕はその穴を埋めるために営業に移動。

僕が抜けた窓口にはこれまた何故か窓口未経験の同期の男が配置されました。

銀行特有の謎配置。それをここ僕は経験したのです。

そしてここから約半年、僕は営業係として地獄の日々を過ごすのですが、その話は長くなるのでまた次回。

まとめ

さて、今回はこの辺りで失礼をしておきましょう。

今回の話は、入行から窓口までを描いたものになりました。

次回は僕が営業になって経験した苦悩について語っていこうと思います。

是非ご覧ください。

前回

これは24歳銀行員が、地方銀行を辞めるまでの物語【part1:何故僕は地銀に来たのか】

2019年1月7日

次回

これは24歳銀行員が、地方銀行を辞めるまでの物語【part3:奴隷職・営業】

2019年1月20日

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