サブカルチャー

【完全考察】ハチの新曲「砂の惑星」について徹底的に考察・解釈する

 

「ハチ」というボカロPをご存知でしょうか?

2008年とかそこら辺で絶大な人気を誇ったボカロPで、今尚抜かれぬトンデモ記録を持つ、伝説のボカロPです。

多分千本桜が流行る前からニコ動に親しんでいた人なら知っている人が多いんじゃないでしょうか。

実は米津玄師=ハチであり、米津玄師がボカロPとして活躍していた時に使っていた名義が「ハチ」になります。。

さて、そんなハチですが、

今回3年9か月ぶりに新曲をリリースしました

その名も砂の惑星。南方研究所がMVを手掛けた一作。

これが非常にいい歌なんですが、同時に非常に考察のし甲斐がある歌なので、

この記事ではその歌詞、MVの考察をしていきたいと思います。

砂の惑星MVと歌詞の考察

最初にさらっとこの歌の考察のまとめを述べると、砂の惑星は

米津玄師のボカロ界に対する決別を示唆した歌ではないかと私は思います。

そして同時に新しいボカロP達・旧友への手向けの歌であるようにも聞こえて仕方がありません。

少し詳しく内容を見ていきましょう。

「砂の惑星」

”ハチ”の3年9ヵ月ぶりの新曲

砂の惑星は米津玄師ではなく「ハチ」名義で出した3年9か月ぶりの曲です。

39はミクとも読めて、初音ミク(39)にかけたのではないかという推測もされています。

2017年は初音ミク生誕10周年なのであながち有り得ない事ではない、というかそれに掛けた可能性が非常に高いですね。

それと、彼がハチとして初めて投稿した曲である「リンネ」を投稿したのも3月9日

内容も内容ですし(後述)、39にかけた可能性は確実性は非常に高いかと。

あとthank youにかけているとか、そんな考察もあって面白いですね。

砂の惑星の意味

タイトルの「砂の惑星」ですが、結論から言うとずばりこれは、

今の衰退したボカロ業界を暗喩しているのではないか

と推測できます。

例えば

しょうもない音でかすれた生命

ボカロの商業化に伴って下がっていった作品などのクオリティ

など、そう聞こえてしまう歌詞が盛り込まれています。

残念ながら歌詞に直接そう明記されているわけでは当然ありません。

しかしながら、後述する歌詞の解釈を重ねていくと、

”ボカロの商業化に伴い、ボカロ自体のクオリティが下がった”こと

を嘆いた歌詞のように見えてならないのです。

私見ではありますが、古参からすると、

ボカロの商業化(ニコニコの超商業化とも言える)に従ってボカロやニコニコの面白みが無くなっていった

のは確かだと思います。

それに対してボカロ全盛期のボカロPであった名匠ハチが、3/9(ミク)に合わせて警鐘と進む道を示した

と考えると非常に面白いですよね。

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①初音ミクと謎の集団

革ジャン的なものを来たミクと、後ろを歩く18人?の集団。

恐らくこれは

  • ミク=ハチ(米津玄師)
  • 後ろの18人=ハチ名義で作った曲

でしょう。

他にも

ミク=ボカロ界の代表

後ろの18人=楽曲や様々なP

という説もあったりしますが、私は米津とその曲たちであると解釈しています。

②砂の惑星はハチと米津玄師の決別の歌

※全く関係ないですけど、このミク可愛いっすよね。

さて、この曲砂の惑星ですが、

この曲はハチと米津玄師の決別の歌(もうハチ名義で活動はしないという意思を込めた歌)だと思われます。

後に詳しく述べますが、この曲全体を通して聞いてみると、


今のボカロ界はさびれてしまった。この曲を残していくから、もし君たちの心の中にあの頃(ボカロ全盛期)の情熱が少しでも残っているのなら。君たちの力でもう一度、盛り上げていこうよ。その時まで、バイバイ。

みたいなことを言っているように感じます。

総じて、ボカロからハチが旅立つということを示唆しているように聞こえて仕方がないんですよね。それれで後は新しい才能に任せたぜ!的な。

曲の途中に出てくるバイバイバイ」という言葉。「ここを出ていこうぜ」という歌詞

なんかもこの考察には一役買っています。

③曲冒頭の英語歌詞→「昔を思い出せ」と示唆している

この曲の冒頭で何やら英語のよくわからない言葉がちょいちょい入ります。

自然に流れていますが、聞き流してくれるなとばかりにその存在を主張してくるので、多分皆さん頭に浮かんでいるでしょう。

それであの英語は何て言ってるのかというと、恐らく、

Back to the history and remember when I was born.  

だと思われます。

直訳すると「歴史に戻れ。そして私が生まれた時を思いだせ」

耳コピなのでぶっちゃけこの英語が正しいのかどうかは正直わかりません。結構諸説あります。

このままだと全く意味が分からないので意訳してみると

「昔を振り返って、僕が生まれたあの頃を思い出して」

とでも言っているのでしょう。

④作中の意味深なMVと様々なオマージュが入った歌詞

一番は考察することが少ないのですが、二番に入ると色々と考察することが出てきます

それだけではなく、各種人気曲を思わせる表現が入ってきて非常に興味深いです。

2番Aメロからサビ部分までの歌詞のオマージュ要素


甘ったるいだけのケーキ囲んで歌を歌おうぜ

「甘ったるい」って言葉は非常に良くない意味でつかわれることが多いです。

なので私の解釈としては「馴れ合いに満ちた(有名歌い手とかが歌ったり、PVを凝らせば再生数が伸びるような)ぬるま湯の世界で、ボカロ曲を制作している」ことの揶揄なのでは?と考えます。


有象無象の墓の前で敬礼

⇒上の画像にある、大量に集まったガラクタの山。

これは有名な曲に埋もれてしまったPや曲のことをさしていると思われます。

それを有象無象と言ってるんでしょう。

ただ、その有象無象を馬鹿にしているわけではなく、その人たちに対して敬意を払ってることが敬礼という言葉に表れています


メルトショックにて生まれた生命

⇒実はメルトショックという言葉はニコニコ大百科には登録されていたりして、


メルトショックとは、2007年12月13日付の総合マイリスト登録ランキングで

8時更新~13時更新の総合ランキングの1位から4位まで『初音ミクがオリジナル曲を歌ってくれたよ「メルト」』に関連する動画が並んだこと

を指すそうです(ニコニコ大百科より)。

これより転じて、

かの有名曲、ボカロ人気の火付けの親であるメルトから様々な楽曲が生まれたこと

を指していると思われます。


この井戸が枯れる前に早くここを出ていこうぜ

⇒自分たち有名なやつがずっと居座っていると資源(新しい目が育つ土壌)を奪ってしまうからさっさと出ていこう(新しい芽に譲ろう)

ってことかな。


ねえねえねえあなたと私でランデブー?

⇒ハチの曲、マトリョシカの歌詞。ハチの楽曲でトップの再生数を誇る曲です。


すでに廃れた砂漠で何思う

⇒これまたハチの楽曲、沙上の夢喰い少女だと思われます。ただこの曲、ルカなんだよね。


今だパッパパッと飛び出せマイヒーロー

⇒ハチの曲、パンダヒーローから。ハチの中で二番目の再生数を誇ります。


ぶっ飛んでいこうぜもっと

え?ああ、そう。だと推測できます。「ぶっ飛んじゃったらいいじゃない」とかって歌詞がありますからね。ちなみに私はこの曲ホントに大好きです。


エイエイオーでよーいどんと

おこちゃま戦争かな。さりげなく灯油verが一番好きだった。


あのダンスホール

⇒ここらの速さと韻の踏み方とか考えるとワールズエンド・ダンスホールだろうなぁ。


モザイクの奥

⇒モザイクと言えばモザイクロール。間違いない。


大古代のオーパーツ

⇒たぶん今上がった曲たちのことを言ってる。昔あった名曲と言われる曲たちをオーバーツと表現していると思われます。


光線銃でバンバン

かの有名曲千本桜だと類推。光線銃なんて使ってる曲をこれ以外に知らない。


少年少女謳う希望論

チルドレンレコード。少年少女、希望論と来たらたぶんそう。本人も仲いいらしいし間違いない。


驚天動地そんで古今未曽有の思い出は電子音

⇒『お姫様は電子音で眠る』(ハチのニコニコ初投稿動画)らしい。

2番歌詞の全体的な解釈をまとめてみる

千本桜とかチルドレンレコードのあたりの時代で革命というか、かなり衝撃的な出来事が起こりました

それが歌い手とかのメジャーデビューだのなんだのといったボーカロイドの商業化

それで歌い手等があふれてきて、今までになかった革命であるボーカロイドの電子音が思い出(歌い手がメインの世界になったとかの意味?)になった、という解釈もできます

それでここのところなんですが、初音ミクがリンゴの木の前で電子のカラフルなピアノ?を触っていますが

恐らくこれのオマージュ。お分かりの通りメルトですね。

チルドレンレコードとか千本桜の歌詞が使われていることを考慮すると、

少年少女が希望論を語りながら、あたかも光線銃で一掃するかの如くメルトの時代のようなボカロの世界をぶっ壊してしまった、とでも言いたいのでしょうか。


戸惑い憂い怒り狂い たどり着いた祈り

⇒ハチの内面。ボカロ現状について嘆き、悲しみ怒り狂った結果、一つの祈りに辿り着いたということでしょう。


君の心死なずいるなら 応答せよ早急に

辿り着いた祈りの内容

まだあの頃の面白さ、素晴らしい作品を覚えているなら、すぐにでも答えてくれ

あの楽しんでいたころの心をまだ持ってるなら応答してくれ、ということでしょうね。

ちなみに「君」とは我々視聴者や金儲けのためにボカロを利用している方々を指していると思われます。

この後サビに入るんですが、そこでも


思い出したら教えてくれ あの混沌の夢みたいな歌

と言っていて、やはりこれは昔のよくわからないけど何故か楽しかった歌のことを言ってるんでしょう。

二番ではとにかく

昔のように楽しめるものにしたいから、あの楽しさをもう一度作り上げようと言っているように感じます。


砂漠に林檎の木を植えよう 後は誰かが勝手にどうぞ

⇒よく出てくる林檎の木の表現。

恐らくこれは、ニコニコ動画(=砂漠)に、木(=砂の惑星)を植えてあげましょうということを述べているのでしょう。

つまりは「砂の惑星できっかけは作ったから、後は盛り上げ頼んだよ」ってことを言いたいと考察。

このフレーズが二回繰り返されます。

恐らく林檎の木=この歌。この歌をもって俺が肥料を投入するから、後は誰か後釜がボカロ界を育ててくれってことでしょう。

「あとは君たちに任せた。その種は俺が撒いたから」と、そう言っているように聞こえます。

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⑤もう少しだけ友達でいようぜ今回は、の意味

解釈1

もう少しだけ友達でいようぜ今回は

という歌詞がサビで出てくるのですが、これ意味を解釈したいと思います。

皆様はボカロPのメジャーデビューってどうお考えでしょうか?

私はそんなに積極的に応援しているタイプの人間ではありません。私と同じ考えの人って多分結構多いはずで、

メジャーデビューと共にハチ(米津玄師)から離れてしまったファンは少なからずいるはずです

でも今回米津はハチとしての音楽を表現しました。ハチ名義で、米津名義ではなく楽曲を投稿したわけです。

ここから見えてくるものとして、

自分は米津であるのと同時にハチでもあると主張して、再度ファンになって貰いたい

ハチから米津玄師になって離れていったファンにこのハチとしての動画を見て貰い、もう一度友達(=米津玄師としての音楽に共感してくれるファン)になってくれ

というメッセージを含ませたのでは?と解釈しています。

もしかすると「もう一度ボカロPとしてやっていくからまた見てくれよ」という意味かもしれませんが。

解釈2

初音ミクともう少しだけ友達でいようぜ、という解釈。

ボカロ初期の頃はとんでもなく初音ミクが盛り上がりましたが、数年もすると怒涛の商業化の波が押し寄せてきます。

所謂歌い手の台頭が起こってきて、まるで彼らがアイドル化の如くもてはやされます。

そして続くクリエイター奨励プログラム……。

これにより、ボカロは金儲けの道具の一種に成り下がってしまったと感じる人も少なからずいるそうです。

私は歌い手とか結構好きだったので金儲けだなんだに関しては何とも思ってなかったですが、確かにアイドル化してるのはどうなのかねぇとは思ってますね。今でも。

そしてそういう人たちが台頭してくると、今まで感動を生み出してくれていた初音ミクさんが、金儲けの手段になってしまって、娯楽を提供する友達ではなくカネヅルになってしまっていったわけです。

そこでハチはこの曲で一言いう訳です。

「もう少しだけ友達でいようぜ今回は」

と。

そんな解釈も出来そうですね。

⑥意味深な分かれ道

結構議論の対象になっている意味深な分かれ道。

そこをミクたちはまっすぐに、その中の二人だけが右へと進みます

私は最初この「2」という数がよくわからなかったのですが、

どうやら米津玄師が自身のボカロ曲をカバーした数が「」(※1)だそうなんです。

これに気が付いたやつは本当に凄いと思う。

当たってるかどうかはハチに任せますが、それの解釈を借りるならばこの二人は

米津玄師がカバーした曲、「ドーナツホール」と「沙上の夢喰い少女」だと推測ができます。

他にも若くして死んだPだとかっていう推測が有りますが、私はカバー曲説を推しています。

※1……2018年3月追記。砂の惑星もカバーしたので、現在は2じゃなくなってます。この記事を書いた時点では2で間違いありませんでした。

そして手を振って完全に違う方向に行く二人。

ミクは真っすぐ前に進んでいきます。

進んでいくと道中に現れる二人組。

こいつらが何か僕は本気でわからなかったのでニコ動のコメントの考察から引用すると

・ナユタンP、40mPなどのボカロP

・花たん(歌い手)

・初音ミク人気にあやかって金儲けをしようとする奴ら

・ミクを表面上褒めて人気曲にあやかる類の人

っていう解釈が有りました。 面白い考察です。

個人的には下二つがそれっぽい気がする。初音ミクをぶん投げてますしね、女の子。

それにこの二人は楽器を背負ってないんですよ。

私がハチの楽曲だと解釈した人達は楽器を背負ってるので、この二人はとにかく人?であるように見えます

そう考えるとPでもよさそう。ここの解釈は正直悩むなぁ。

(僕は詳しくないんですけど、昔はミクを使ってたけど、人気になったらそれを捨ててって人が上のPらしい的なコメントが。私はよく知らないので言及はなしで)

そして現れる林檎の木。

起爆剤となる木(=砂の惑星のこと)は上てやったから、後はここにお前らが花と林檎を咲かせていけよ、ということでしょうか。

右側しかリンゴがないのは、廃れたボカロ界(左側)との対比

右側が普通の音楽界で、左がボカロ。その視点に立てば米津の曲の二人は栄えてる方に歩いて行ったわけですね。

そしてミクがなんと先ほど分かれた二人?に合流します。

これはどういうことか。

右側に歩いて行って、自分がカバーした、米津玄師として出した曲に合流したということです。

ここをちょっと深く考えてみると(今までの考察が当たっていることが前提ではありますが)、今までの流れとこの合流を考えると

自分はハチではなく米津玄師として生きていく。ボカロ界を育てるための木は植えた。後はお前らに任せたぞ

という風に解釈することができます。

これが私が冒頭で「この歌は米津とハチの決別の歌ではないか?」と考えた理由です。

諸説あるみたいですが、私はこの解説が一番好きです

そして最後に現れる先ほどのガラクタの山で出来たケーキ

実はそのガラクタ(埋もれた作品集)は一つの形、ボカロというジャンルとして形を成していたと解釈できそうです。

これをもって曲が終わります。

 

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ボカロ界最速ミリオン達成

※2017/7/27追記

なんと7/27時点で既に100万回再生を達成しました。

これはボカロ界で最速のミリオン達成で、過去最速です。

6日と5時間19分だとか6日と5時間20分だとか言われていますが、過去最速が20日だったそうなので、その三分の一以下です。

とんでもない偉業ですね。流石はハチ。出来ればボカロPとしても活躍してほしいところですが、どうなるのでしょうか。

米津玄師の4thアルバム「BOOTLEG」に収録決定!

※2017/10/13追記

米津玄師の4thアルバム、BOOTLEGに砂の惑星が収録されるそうです!

つーかもう3th出てたのねwww2枚目で私の理解は止まってましたwww

とにかく収録されるみたいなので皆さんこぞって買いましょう。

おまけ:この曲と歌ってみたについて

メッセージ性に富んだ作品、砂の惑星、いかがだったでしょうか。

非常に面白いメッセージの作品でした。

本当はそんなメッセージなんてただの我々の勘違いかもしれませんし、そんな意味なんてないのかもしれませんが、ないと言い切るには正直無理があります。

ほぼ間違いなく、これは我々に対して何らかの語り掛けを持った歌なのでしょう。

私は今のボカロを否定するわけではないですし、今のボカロも好きですが、商業よりになっているのは事実。

懐古厨と言われてしまいそうですが、正直2009年だとかその前のような、あのバカをやってた感じは廃れてますよね。

あの目新しさから来るわくわく感がもう一度生まれるのなら私は大歓迎です。

まあでも正直楽しめればなんでもいいっていうのが正直なところなんですけどね(笑)最初はこの作品かっけえええええええええ!ぐらいにしか感じてませんでしたし(笑)

歌ってみたについてちょっと語る

※2017/07/25追記

ちなみにニコニコ動画でのコメントを見るとよく

「歌い手がボカロを終わらせた」

みたいなコメントをよく目にします。皆さんもよく見ますよね?

はっきり申し上げて、その考えは正解でもあり、同時に間違いでもあります。

確かに歌ってみた系統が行き過ぎている(=商業化されすぎている)のが今のニコニコ、ボカロだと思います。商業化ばっかだからね。

商業化を爆発させたのがおそらく歌ってみたというジャンルで、その流れに乗って金儲けをしようとした人間がかなり多くいるのは事実です。

そして、それが界隈の質を下げたのは確かに事実でしょう。そこは一切否定しませんしできません。

ただ、ボカロ人気が爆発したのも歌ってみたの影響が大きいのです。

いわゆる有名歌い手というのが誕生して、ボカロという機械音に抵抗を持っていた人間も人がカバーした曲から入ってボカロの良さを知っていく……

そうしてボカロを知っていった人も多いはずです。現に私はそうでした。

つまりボカロの質を上げていったのも歌ってみたなのです

ボカロを始めたのもまた歌ってみたというジャンルであると言っても過言ではないのです。

まとめると、確かに歌ってみたが商業化の発祥の地ではあります。それに伴い質も確かに低下しました

ただ、その歌ってみたのおかげでボカロはここまで来たのです。ボカロと歌ってみたは絶対に切り離せないジャンルなのです

なので、一概に歌ってみたを否定するのはやめましょう。

決して歌ってみたは害悪だけの存在じゃありません。と、私は思っています。

ただごめん。今回何となくだけど、この曲は歌ってみたをあんまりあげて欲しくないなーなんて思う。

ハチはどんどん歌ってみたを上げてくれって言ってたから賛否両論(特に否の論)があると思うけど、僕はその立場。皆さんはどう?

最後に:ハチと米津玄師について

米津玄師と言えばzipに取り上げられたり、映画の主題歌に使われたりとかで最近世間でも認知度が上がってきたアーティストですよね。

だから米津玄師から入った人はハチとしての彼の顔を知らないかもしれません。

という訳でそんな人用にさらっとまとめてみましょう。

ボカロ界に舞い降りた鬼才:ハチ

ハチは2009年あたりに登場し、ニコニコ動画を震撼させた天才的ボカロPです。

米津玄師はハチが本人名義で本人が歌ってメジャーデビューした姿ですが、当時はボカロPとして初音ミクを歌姫に添えて楽曲を提供していました。

出してる曲は大半がミリオンを達成しており、この人の18曲は名前をしらない人がいないくらいでした。

例えば有名どころだと

  • マトリョシカ
  • パンダヒーロー
  • 結ンデ開イテ羅刹ト骸
  • リンネ
  • ドーナツホール

といったところでしょうか(リンネはちょっと知名度低いかも)。

私のオススメ二曲乗せときます。



下の羅刹ト骸に関してはどんなセンスが有ればこの曲を作れるのかわからないくらいには常軌を逸しています

これを聞いてもらえれば彼の天才さ、異質さがわかるかと。

ボカロPとして18曲を残した後、彼は米津玄師としてメジャーデビューします。

あとは皆さまの知る通りですね。

ちなみにリンネの考察記事はこちら。

https://www.nicokira.com/20171112vocaloid/

まとめ

さて、砂の惑星のレビュー考察、いかがでしたか?

あくまでこれは私と、ニコニコ動画のコメントを参考に考えた意見なので、ほかにも「これぞ!」という案が有れば是非教えていただきたい!

とにかくニコニコなんて楽しめればそれでいいんです!下に私が感動した曲(古今入り乱れてる)を上げといたので、それでノスタルジーに浸るもよし。

新たな風に乗るもよし!って感じで是非楽しんでください!

それでは今回はこのあたりで失礼をば!

関連記事

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https://www.nicokira.com/20180429vocaloid/

POSTED COMMENT

  1. 野上千尋 より:

    なるほど!そういう考察なんですね!!

    私は

    砂漠にリンゴの木を植えよう

    砂の惑星→衰退したボカロ世界
    リンゴ→Apple→あpる→うpする
    ということで衰退したボカロ世界にボカロをうpする
    という考察で、やっとボカロ世界について話していると分かりました

    今後千年草も生えない砂の惑星さ

    というのは今後ずっと草(w)が生えない
    という意味かと

    そしてメルト(?)の映像の時には冬の画像となっています
    それはメルトが投稿されたのが12/7と冬だったから

    この井戸が枯れる前にここを出ていこうぜ

    このネタは使われてしまったから早く次の場所へいこうぜ
    的な意味かなあ

    僕らを天空の城まで導いてくれ

    というのはラピュタの考察も関わってきます
    ラピュタは火星までラストあの後行ったのではないかという考察があります
    火星といえば、ナウシカの世界
    キツネリスとかいますからね
    あと
    この世界に存在しない生物=ナウシカでいう蟲
    が決定付ける考察です

    火星といえば未来です
    NASA も100年以内に有人で行けると言っています
    ナウシカはジブリの時間軸でも最も未来とされています

    つまり、僕らを未来まで導いてくれ

    ということなのではないでしょうか

    途中でも出てきたガラクタのケーキは、流行になっては捨てられてきたボカロのことかなあと

    でんぐりがえりそんじゃバイバイ

    というのはでんぐり返しでバイバイバイ
    と同じ意味かなあと曖昧です(^_^;)

    細かいところまで見ると、最後のケーキのろうそくは10本です
    イチゴが8個なのは分かりませんでした(^^;

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